子どもコミュニティネットひろしま <<<<<<< 特別シアター >>>> 人形芝居 >>>>>

2005.8.K0.JPG


    mikurojio.gif

      10月6日(木) 21:00  10月7日(金) 18:30 ・ 21:00
      山小屋ギャラリー
    (西区横川町3-12-3 JR横川駅・広電横川駅下車徒歩2分)
      
      前売券: 3,000円 (当日は500円増)

大好評のうちに、3ステージとも、終了いたしました。
ご来場下さった皆さま、ありがとうございました。

mikuroM.JPG

kansou.gif

  • とてもめずらいもので、よかったです。(40代・女性)

  • 人形がこんなにも、しなやかに動かせるものかと本当におどろきました。ストーリーも神秘的で、とてもすばらしかったです。(40代・女性)

  • 動きがなめらかで、始めてみる人形の動きでびっくりしました。(50代・男性)

  • 小さな人形、舞台の中に、大きな大きな夢や思想の広がる宇宙のような空間がありました。(40代・女性)

  • やわらかな動きは、まるでレナートさんの心がはいっている感じがして・・。音楽と共にいやされました。(30代・女性)

  • 大変感激しました。セリフのいっさいない内容なのに、想像をかきたてるものがあふれていました。(50代・女性)

  • 人形技術の素晴らしさはいうまでも無いのですが、人形一人一人の性格が全て出ていたのが、とくに「凄い!」と思いました。「STOP!」の人形達は一人一人が役者として、お客さんと接しているし・・・、後半の世界観も大好きでした。音響、照明の使い方も感動しました。大変良い時間をすごさせていただきました。(10代・女性)

  • ファンタジックな世界と“哲学”を感じさせる世界ととても不思議な人形劇でした。観る側の感性もとぎすまされていくような人形劇の世界を感じました。(60代・女性)

  • 素敵な時間でした。人形に命が吹き込まれていました。(50代・女性)

  • 小さな舞台で大きな収穫を得た感じ。お人形の動きが私に伝わる感覚見ていてとても居心地がよかった。大きなホールだけが観るべきつくられた空間ではない・・・・!(20代・女性)

  • まさに世界最小の感動でした。(40代・女性)

  • 素晴らしかった。感動しました。まばたきするのももったいなかったです。また観たいです。(10代)

  • 心の底にしまっておいた何かをよびさまさえるような、胸がざわつく思いをしました。すばらしい時間をありがとう。心にさざ波をありがとう。(20代・女性)

  • 砂をかけるというのは、日本では悪いことのように思いますが、愛情の表現のような気もしたし、その間に、長い長い時間が流れているのかとも思いました。そう思うと、やんちゃな興味津々の男の子に見えて、CON ANIMAの人形が実は神のような存在ではないかとも思いました。とても穏やかな魔法にかかったような時間でした。(20代・女性)

  • 人形が小さいのがわからなくなってしまうくらい引き込まれた。とても癒されて涙が出た。CON ANIMAは、すごすぎて言葉を失った。シチュエーションもストーリもすべてすごかった。こんな人形劇観たことなくて、不思議な世界にひきまれた。人形劇の魅力を感じた。(20代・女性)

  • 真近で観れる良さを十分に味わえました。(50代・女性)

  • チラシを見て「あ、いかないと!」と直感で思ってきてみたら、もお、すごいきました。もっとみたいです。こんな風に、色々な表現にまた会いたいと思います。(20代・女性)

  • あいた口がふさがらないくらい見入ってました。もし、次回があるなら、たくさんの人に声をかけて連れてきたいと思いました。(20代・女性)

  • 時間短いですけど、腹一杯です。これはこれは。(20代・女性)

  • 昨日の子ども達のジーッと見入る姿がとても素敵で、それだけ人形に生命がやどっているのでしょうね。今日は落ち着いて自分のために見ました。私もいろいろなストーリーを想像しながら、小さな世界の中に自然の恐さを感じていました。又、ぜひ日本に来てください。多くの子どもたちにみてもらいたいと感じました。(40代・女性)

  • すばらしい体験でした。広島でこのような企画があることを知りませんでした。(40代・女性)

  • 布の向こう側に風景が浮かびあがったときに驚きました。光の移動と共に風景が動いている様に見えました。(40代・女性)

  • 人形の動きが軽やかでしなやかで、いろんな動きがだせるのだなと思いました。オリジナル作品というのもまたすごい。こんなすばらしい人形劇を見ることが出来て良かったです。感動しまた。(10代)

  • 21時からの公演、とても良い企画です。もっとたくさんの人に見せたいけど、少人数ならではだし。んー、ジレンマです。(30代・女性)

  • 一つ一つの人形が命を持って生きているようでした。短いストーリーの中で、人形の表情や気持ちまでが伝わってくるのは感動でした。日常の殺伐とした中で、潤うひとときがもてて本当に嬉しかったです。「コン アニマ」はとても幻想的な作品で、あとのお話をきいて、より作品のもつ深みがはっきりわかって、おもしろかったです。(40代・女性)

  • すごく手先が器用で、操っているように見えなくて、本当に人形が動いている様に見えて感動しました。人形劇をみるのも久しぶりでとても満足しました。(10代・女性)

  • 人形の動きがなめらかですごくよかった。CON ANIMAは、よく分からなかったけど、もう一度見たいと思った。(10代・女性)

  • ブラボー×100!!素晴らしいとしか言いようがないです。もっとたくさんの演目が見たかったです。(30代・男性)

  などなど、たくさんのアンケートをありがとうございました。 


mikuro0.gif

MIKROPODIUMとは、マジャール語で小さな舞台のこと。

レナート・オンドラシュ氏の独特な人形と操作法によるひとり人形芝居。
街頭をメインの活動の場とする人形芝居として、1995年に創立。

彼の最初の大きなフェスティバルでの上演は、1995年にハンガリーのブダペストで行われた第17回のUNIMA(ウニマ=国際人形劇連盟)の世界大会であった。その後、ハンガリーでの上演はもとより、欧州各国のほか、アジア、アメリカでも上演を重ねている。彼は、「小さな人形の」可能性を探求している。 

mikuro1.gif

これまでに、1999年、2001年、2003年と、3度来日公演を果し、各地で好評を博した。
広島では、今回、はじめての公演。

本公演は、50人限定の特別プログラム。『STOP!』に加え、おとな向け作品、二本のろうそくだけを照明にした『CON ANIMA』を上演します。贅沢なステージとなっております。

 

stop.gif

セリフは一切なく、クラッシック音楽にのせて、
小さなステージの上で、ユニークな人形たちが、
氏の精緻な人形操作のテクニックによって
可憐に動きます。

    ・ 人魚
    ・ 道化師-手風琴
    ・ 魚
    ・ バレリーナ
    ・ 道化師-傘と皿回し

mikuro2.gif

conanima.gif

conanimaji.gif

CON ANIMAとは、ラテン語で、感情移入。  
約15分という短時間の中に、
凝縮された深い詩想が感じ取れます。

小さな箱庭のような砂地の中で、
人形は何を探し、
何を見つけるのでしょう。

ポーランドのビエスコビアワ国際人形劇フェスティバル芸術監督賞、プラハ国際人形劇フェスティバル最優秀芸術賞を受賞。



僕のお薦め 『
MIKROPODIUM』   人形芝居 燕屋 くすのき燕

 1998年5月、ポーランドのビエスコビアワ国際人形劇フェスティバルの最終日、ストリートでの上演者が一同に会して、街の広場で連続上演をしました。そこでの上演がおわると、最終公演のある市民劇場まで短いパレードをするのです。肩掛け人形芝居『ねずみのすもう』で参加していた僕もその中にいました。少し早くおわった僕は、広場のカフェでビールを飲んでいました。上演が終わった開放感もあり、そこに集まったヨーロッパの人形劇人たちに「この舞台は飛行機にものるぞ!」と僕の「小さな舞台」を自慢していました。そこへ、公演が終わったレナート氏がやってきて、「俺のはもっと小さいぞ」と、すでにパッキングを終えた状態の舞台を見せてくれました。僕は「うーむ」と小さく唸り、「日本に来ない?」と明るく誘ってみました。彼は「機会があれば、行ってみたいなあ」と応えてくれました。

 STOP!は、そのときに上演していた演目です。
 屋内外のあらゆる場所で、上演が可能。小さなステージに登場するシンプルな人形たちは、彼の精緻な人形操作のテクニックによって、生命を与えられます。セリフは一切なし! ひとつひとつの作品は3分から5分程度のものですが、音楽に合わせた動きの中に「詩」がつまっています。
 作品の優れた芸術性は勿論ですが、それとともに素晴らしいのは、彼の観客への謙虚な姿勢です。拍手を受けた時の、彼のはにかんだような照れたような笑顔に、ぜひ出会ってみて下さい。

 CON ANIMAは、「心をこめて」という意味のラテン語。アンダンテ、ダカーポなどと同じように音楽用語として使われる言葉です。その名の通り、これは「緻密な魂の芸術」とでも形容したい作品です。ポーランドのビエスコビアワ国際人形劇フェスティバル芸術監督賞、プラハ国際人形劇フェスティバル最優秀芸術賞などのほか、多くの賞を受けています。50cm×40cmの砂のトレイを舞台に、2本のロウソクを照明として演じられるこの作品は、象徴的なストーリーを持つ、主におとな向きの作品です。砂山からはいだしてくる妖精とも妖怪ともとれる人形は、砂の中に何かを探し、いくつかの物を発見します。(わお。どんな物を見つけるのか、物すごく書きたいけど、あえて書きません。お楽しみに。)それらに与えられた多くにイメージが作品の広がりを与えています。
 イメージで見せるタイプの作品でありながら、単に思わせぶりなだけのものに終わっていないのには、2つの要因があるからだと僕は考えます。ひとつは、レナート氏の超絶技巧。それに支えられた的確な人形は、意味を明快にするともに、名人芸を観るという楽しみさえ与えてくれます。ふたつ目は、無駄のない演出です。人形や発見される物たち。砂やロウソクの火。そして、操作者であるレナート氏。観客が目にする道具立ての全てに意味が与えられています。公演時間は約15分。観客数は最大50名。濃密で贅沢な時間を楽しんでください。