2007年5月にスタートした連続講座も2008年1月の講座で終了しました。
長期間、日程を調整しながらの参加は日常の活動に忙しい参加者のみなさんにとってとても大変だったと思います。特にこの講座は、圧倒的に実践を重視した内容でしたので、一日のワークショップを終えると心身ともにぐったりするほどの疲労感があったと思います。それくらい「あそぶ」ということはエネルギーを使うことだったのです。ひたすら動く、ひたすら笑う、ひたすら関わり合うことがこんなにもエネルギッシュな営みだったことに驚かされ終わった後の充実感や達成感に満たされる思いでした。私たち大人は子ども時代には戻れないけれど、こんな時間を子どもたちと共有することで子どもの心=あそび心を思い出し元気になっていく、そんな講座でした。
私たちは日ごろから、子ども時代のあそびの重要性を強く感じ、そのことを実践してきているのですが、この講座を実施しながら、このエネルギーこそ今子どもたちに何より必要なんだと改めて思いを強くしました。二度とない子ども時代をこんな感覚で生きていけば、きっと夢や喜びを日常の中から感じ取ってくれるはずと思わずにはいられません。
この講座を終えて参加者の多くの方が、来年度も継続して実施してほしいという思いを伝えてくださいました。地域で子どもと関わる活動をされている方々にとって、自分の活動を振り返るよい機会になったと同時に、あそび合う・関わり合う・そして響き合うための活動は奥が深く一朝一夕には習得できないことも実感されたようです。
今後は、この方たちの地域での活動を応援できることを具体的に実施していきたいと考えています。実践と振り返りを重ねながら地域の新たな関係が生まれてくることを目指し、この講座を第1歩としていきたいと思います。
最後になりましたが、この助成事業へのご協力をいただいた広島市女性教育センター(WEプラザ)の関係者の方々、そして独立行政法人福祉医療機構に対し深く感謝いたします。
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